【アニメ】Re:ゼロ見終わったオタク
5日も休みを貰って暇だった私は、Amazonプライムとauビデオパスから何かアニメを一本完走しようと考えた。
正直映画館でやっている刀剣乱舞やシティーハンターも見たかったのだが、お金がなく家から出たくもないという出不精とマズいコンボを決めてしまい、何故か契約をそのまましている二つで何かを見ようと決めたのだ。
いくつかフォロワー様からお薦めのアニメを教えてもらい、どうしようかなとアマプラを覗いていた時、ふと目に留まったアニメがあった。
Re:ゼロから始める異世界生活
以前私の推しの俳優が公式マークの入っているTwitterにてリアルタイムで実況と感想を述べていたのを思い出した。
私はこういった類いの異世界に飛ばされる系は「ノーゲームノーライフ」くらいしか見たことがなかったくらいあまり得意な部類ではない。ノゲノラを見てた理由だって絵柄が綺麗だったってだけだ。
でも、推しがそんなに毎週の楽しみにしてたのなら私も推しのその気持ちを共有したいと思った。
リゼロ以外でフォロワーに寄せられた作品は以下の二つ
- みつどもえ
- ばくおん!
みつどもえはリアルタイムで一期は見てたし漫画も多少読んでいたが二期は見ていないのでこれを期に見るのはありかなと思った。
ばくおん!は当時名前は知っていたが、萌えアニメかなと思って嫌煙していた。でも最近の私が好きなアニメが萌え系の緩いのも増えてきたので気にしなくていいかなと思った。
Twitterでアンケートを取り、どれがいいかを決めた。
しろの on Twitter: "どれ ばくおん、みつどもえはフォロワーの推薦 Reゼロは推しが公式マーク入ったTwitterでリアタイ実況してたやつ"
結果はリゼロとみつどもえが同率一位だった。
上記に記した通り、みつどもえは一期は完走済みなので今回はリゼロを一から、いやゼロから視聴を始めた。
ちなみに当時の自分のリゼロの知識は下記の通り
- 双子のメイドがいる
- なんかキモい奴が顔芸している
- 双子のメイドの青い方が人気高そう
- 「一から、いいえゼロから始めましょう」みたいなセリフがある
偏り過ぎているにも程がある。
だが、本編を全て見終わった自分の感想はただ一つだ
しんどいの極み、乙女
※ここからはRe:ゼロから始める異世界生活のネタバレを含む感想です。気になる方はブラウザバックしてアマプラでリゼロを見るんだ。いいね?
まず、リゼロのあらすじを説明すると
主人公のナツキスバルは引きこもりの18歳、コンビニ帰りに突然異世界に飛ばされてしまう。最初は「アニメの主人公っぽい」と喜んでいたけど、実際は魔法も使えず超能力に目覚めた訳でもなくただのコンビニ帰りのただの一般人に過ぎないことにショックを受ける。
そんな時、ギャングに絡まれていたところをヒロインの銀髪のハーフエルフに助けられて一目惚れ。お礼として盗まれたという彼女が大切にしていた記章をスバルは探すことになる。お人好しなヒロインに振り回されつつも、記章が貧民街の問屋に流れたという情報を手に入れる。問屋に訪れたスバルは扉を開けて様子を伺うが、暗闇から何者かに襲われてしまい重傷を負ってしまう。外で待っていたヒロインが不思議に思い問屋に入ると彼女もまた何者かに襲われて殺されてしまう。スバルは彼女の手を握り何で彼女を守れなかったのかと悔やみながら息絶える。
が、何故か最初のヒロインと出会う前にタイムスリップしてしまう。
果たしてスバルは彼女を幸せに出来るのか、スバルの能力は何なのか
って感じなのだが。
これを読んで分かると思うが、リゼロは
異世界ものとタイムループものが合わさったファンタジー
なのである。
主人公のスバルは死んで一定の過去に戻ることを「死に戻り」と呼んでいるが、それを何度も繰り返す。一度死んだと思えば死んで、また違ったルートでヒロインを救おうとすれば違った形で死んでしまいというバッドエンド盛りだくさんでもある。
死んだらリセットなので、上記に書いたヒロインとスバルの出会いは一回目のループでしか行われていない。なのでループを越えたヒロインにとっては「スバルが何故自分を助けるのか」という理由を知らない。あらすじに書いたループが終わるとまた違うループがまた始まるのだが、周りは「どうしてスバルはそこまで体を張るのか」を知らない。
主人公のスバルと視聴者はどれほど苦しいことを越えているのか知っているが、周りは「どうしてそこまでスバルがそこまで頑張るのか」を知らないのだ。
いっそ自分のこの死に戻りについて言ってしまおうというシーンもある。だが、言おうとした瞬間にスバルに膨大な恐怖を植え付けられる。死に戻りは呪いなのだと気付きスバルは言うことを諦めるようになる。ここまで事情を知っていて未然に防ごうと色々動いていると、助けたい人に不審がられて殺されてしまうこともある。なのでループの中でどれだけ周りとの信頼度を上げつつバッドエンドを避けるかという技量も試される。
途中、スバルは救われているのだろうかと不安になってくる。
スバルは途中自分の無能さと何度もループしてしまう悔しさに壊れてしまうシーンがある。だが、敵の魔女崇拝者に「狂ったフリをいつまでしているんです?」と言われるシーンがある。
狂ったフリをしていなければやっていけないほどにスバルは心を病んでいたのだと思うと語彙力なくして「しんどい」しか言えなくなってしまった。
後半からは異世界の王が現在いない状態でそれを誰が継ぐかということで色々話が壮大なものになっていく。
ヒロインもその候補の一人なのだが、異世界の中で畏怖の対象にされている嫉妬の魔女と同じ風貌な為、周りからは馬鹿にされていたりする。
スバルは一切そういうのを知らないので、候補者や騎士がいる前で「ヒロインをバカにするな」と啖呵を切ってしまう。しかもスバルは自分をヒロインの騎士だと言ってしまうからさぁ大変。
そのスバルの一言でヒロインは恥をかくわ他の候補者の騎士にボコボコにされるわとここからスバルが踏んだり蹴ったりなところが続く。
私はこのシーンがしんどくて仕方がなかった。
スバルが空回りばかりして、交渉相手の候補者たちの方が交渉慣れしていてどんどんスバルを追い詰めていく。
ここでスバルが自分の立ち位置や自分の力のなさとかを理解していく。その理解していくのに何回もループする。
それがイライラして堪らなかった
前半で彼のYESマンになっている献身的なメイドのレムを色々振り回して、心も傷付けて、何度も死なせている。
スバル自身も心がすり減っていくのだけど、イライラも増えていってそれをレムやヒロインにぶつけていく。それが嫌で仕方なかった。
きっと私はこれをリアルタイムで見ていたらスバルのせいで見るのをやめていただろう。
それでも見れたのは一重に「レムちゃんがかわいかったから」だ。
そんなイライラさせるスバルが変わるきっかけはレムだった。スバルのことが好きであることを告げるシーンは涙が止まらなかった。朝4:00にこれを見て頭を痛くしたのはいい思い出だ。
レムとのやり取りで気持ちを持ち直してからのスバルはやっと前半の良さが戻ってきて一気に見やすくなった。
このシーン以外にもリゼロは泣けるところが多くあった。熱いシーンも泣けるシーンもあり、とても面白かった。
本編見終わってもまだまだ謎が残っているところもあり、続きで何か映像化されるなら見たいと思うくらいには楽しめた。
総合評価
100点満点中 85点
よかった点は
- 想像以上にテンポがよかった
- キャラが可愛かった
- 色々気になったことが次のループで分かったりするのがよかった
- 思ったよりグロいシーンも多くて刺激があった
- 本編も面白く、続きが気になる感じで終わった
残念だった点は
- スバルが少し苦手なタイプのキャラだった
- 中盤のスバルの調子の乗り方
- 中盤のスバルのヒロイン勢への八つ当たり
調子乗る系主人公が苦手な自分にはツラいところはあったけど、でもそれをカバーするような壮大な内容で楽しめた一作でした。
総評すると
自己主張が激しすぎる暁美ほむら視点のまどか☆マギカ
また何か新たに作品を見たらこうやって感想を書こうと思います。
それでは皆様お元気で