感想の箱庭

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【映画】飛躍を信じていた推しが全裸で飛翔している『ぐらんぶる』を観たオタク

めっきり暑くなり7月の冷夏はなんだったのかと言わんばかりの今日この頃。こういう日は海水浴なんていいものだなとか思うのかもしれないが、海がない地域の田舎住みオタクは映画館へと足を運んだ。

 

ずっと公開を待っていた作品、ぐらんぶるを観に猛暑日外に出掛けた。

 

 

クソ長いタイトルから察する方はいると思うが、この作品に推しが出ているのだ。

そう彼の名は

犬飼貴丈

 

ジュノンボーイになり仮面ライダービルドでは主人公を演じていた彼。

本当顔がいい(オタク特有のクソデカ感情)

元々彼がオタクであることを知っていたので、いつか漫画やアニメの実写に出てくれたらいいなぁなんて思っていた。そんな中彼が実写映画に出演決定!ありがとう神様。おめでとう犬飼くん。そう思って見てみたらそこには全裸の犬飼貴丈が凄く決めた顔で仁王立ちしていた。

……ファッ?!!

 

え?????イケメン枠で売ろうとしていたのではないのですか?????え?????なんで?????え?????は??????????

しかも隣にはキョウリュウジャーでレッドをやっていた竜星涼の姿が……

ブレイブって話ちゃうぞ?!

※ブレイブ:竜星くんがやっていたキャラの口癖

 

とにかくヤバそうな作品だなと白目を剥きながら公開を待ち望んでいた。

結局情勢の影響で8月に公開へともたれた今作。時間が合わず結局今日観ることが出来た。

 

ここからはネタバレ込みで感想を書いていく。

もし「観てないでござる〜拙者ネタバレは厳禁なのでフヒヒサーセン」なキモオタ侍の方はTwitter

「これから裸祭りに行ってくる」

とツイートしてからここに来るんだ。

いいね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ結論から言うと

割と真面目に服を着ている時間より裸やパンツ一丁の姿の割合がアホみたいに多い

ウォーターボーイズ海猿なんか非にならんくらいに肌色の成分がおかしい

 

個人的には

裸と酒で8割占めて残り2割にダイビングがあり青春要素はほぼ皆無

と感じた。

青春の春はどちらかというと春画とかの類の春だと思う。青は野外という意味の青かな……

かましいわ

 

作品のテイストはこの上記や予告を見たことある方なら分かると思うがギャグテイストのリズミカルなもので、やり取りのテンポや緩急の付け方が本当に上手いと感じた。

 

原作の漫画は作画と原作の二人体制なのだが、原作の人の名前と経歴を見てそりゃ面白いに決まってるじゃねぇか!となった。

原作者は「バカとテストと召喚獣」の作者だ。

この作品はアニメ化されたときに触れていたのだが、本当にこの人はバカがバカをして笑いどころを作るのが上手いと改めて確認出来た。

 

それに映画の脚本は「探偵が早すぎる」の人。これもコミカルでテンポがいいドラマなのだが、このぐらんぶるにマッチして相乗効果をもたらしていた。

 

話の流れは本当にテンポよく、役者のそれこそ文字通り体を張った演技も相まって観ていて飽きが来ない。

初手のパロディや謎の裸での目覚めのループ、そして中盤以降の酒!裸!

中だるみなど一切なくぽんぽんと進んでいくのは観ていて非常に楽しかった。

 

 

冒頭で話した推しは

顔は凄くいいのに実はめっちゃ典型的な秋葉原系なオタクでクソデカプリントされているキャラTを真顔で着こなすキャラ

だったのだが、これがまた凄く合っていた。

キリッとした顔をしたかと思えば、アニメキャラとのコラボのスーツに対して土下座をしてキモい声を上げていたり、真顔で「女子高生美少女サークル」がないことを嘆いたり、彼への無限大な可能性を感じた。

というか根がオタクだからなのかめっちゃ人をバカにする時の笑い方や尊さが最高潮になって気持ち悪いステップを踏むところとか自然過ぎて逆に怖かった。

 

竜星くんは、以前キョウリュウジャーの流れで観た作品「俺たち賞金稼ぎ団」の頃から感じていたコミカルな表情をコロコロと変えるキャラが似合うというか個人的に好きだなぁと再確認した。

流されてしまうチョロさがありカッコつけな部分もあるキャラは本当竜星くんの表情もありとてもいいものだった。

 

またこの作品で欠かせないのが「vamos!」の合言葉から始まる野球拳だ。

ダンスはとてもキレがよく、ダイビングサークル(飲みサーではない)の屈強な筋肉美を持つ男たちのダンスは必見である。

※ちなみに犬飼貴丈氏のインスタにダンスの様子があるので気になる方はチェックして欲しい

 

 

 

 

こんなオモシロ要素が満点な今作だが、忘れてはいけないのはキューバダイビング要素だ。

 

この作品は忘れがちだが、飲みサーに近いインカレのダイビングサークルでの作品だ。

孤島にある大学で半ば強引に入会してしまった二人がダイビングを通じて海の綺麗さに触れたり酒の悪い飲み方に触れたりする作品だ。

 

ダイビングのシーンはとても真剣なもので、それがこの作品を引き締める要素になっていると思う。海は本当に綺麗だしちゃんと役者は免許を取りこの撮影に挑んでいることもありとても綺麗な映像となっている。

 

 

 

総評すると

綺麗なんだけど永遠に夏至祭をしてるきったねぇミッドサマー

 

あの孤島からは出られないんじゃ……

そしてあのサークルに入ったら最期。もうあの二人は日常に戻れない。

 

クソデカ感情抜きで考えると

  • イケメンが全裸で走っていたりするところを合法的に12歳以上は観れるところ
  • 筋肉マッチョマンのキレはいいが性格が悪いダンスが観れるところ
  • こんなキャラが立っている男性陣の引けを取らないほどキャラ立ちしている屈強な女性が観れるところ

 

はとてもよくて、堀北真希版のイケパラとかバカテスとかああいうワイワイ盛り上がってバカをやっているのを観るのが好きな人は好きな作品だと思う。

個人的にはとても面白かった。

 

そして映画館の会員証のポイントが溜まり一回無料になる権利を得たのでまた観に行こうと思う。

 

それでは今回はここまで

ではまた皆さまお元気で