【映画】4DXになって帰ってきたパトレイバーの映画を観に行ったオタク
本日7/17より機動警察パトレイバーthe Movieが4DXで劇場公開されていたことをご存知だろうか?
パトレイバーとはOVA、漫画、TVシリーズ等様々なメディアミックス展開を行った作品でこの映画もその一つだ。
私が名前を知ったのは実写映画を行うという旨を昔ニュースでちらっと聞いたくらいで、メディア展開をしていた頃は生まれてもいない。本当に知識はゼロだ。
では何故今回観に行ったのかというと……
好きなV tuberのお姉さんが動画を投稿したからだ
ところで読んでいる人は型落中子という人物をご存知だろうか?
映画のレビューやゲームの生配信などを行なっているVの界隈のお姉さんだ。
グラマラスな超絶誇張された爆乳に三白眼が特徴で、諸事情で声帯ユニットが20代後半の男性めいた鼻に少し掛かっている感じの声が印象的な彼女。私はフォロワーのRTで彼女を知った。元々映画のレビューは浅井ラムというニコ厨には「メタルマンの人」で通じたり最近ではオタクが新参を陥れたりする時に多用する「○○を勧めるペニーワイズ」や「○○にラブソングを」の嘘字幕シリーズを作った人で通じる方のするレビューが好きで、他の映画のレビュー動画とかもたまに見ていた。そんな時に彼女を知った。
バーチャル埼玉というところの30番通りのレンタルショップで働いている彼女は視聴者(会員くん/会員ちゃん)に色んな映画をお勧めしてくれる。結構ネタも細かく、V特有のカクツキみたいなのも感じられずとてもVが苦手な方でも見やすい類の動画だと思う。
そんな彼女がつい最近パトレイバーの映画のレビューを上げた。
[#21]型落おねーさんと機動警察パトレイバー-THE MOVIE-[紹介]
パトレイバーが気になっていたけど何処から手を出せばいいかと思っていた私にはとても彼女の動画がありがたかった。早速見てみるとキャラの簡単な説明やあらすじを教えてくれて初心者にも見やすい感じに仕上げていてとてもパトレイバーへの愛を感じた。
映画借りるかーなんて思っていたらなんと4DXで劇場公開されるとの情報をお姉さんは教えてくれた。ありがとう!!
ちょうど17日が運良く休みだったのとやっている劇場が近くにあったので早速私は映画館へと向かった。
4DXなんてデッドプール以来なのでもう5年ほど前?になるなぁなんて思いながら開場して向かうとチケットを握り締めていたのは歳上の方ばかり。この映画は1989年の作品なので当時観ていたという人が多かったのだと思う。
4DXなので荷物を足元などには置けない関係でロッカーを使用。今のご時世、床に鞄は危ないという話を舞台関係のクラスターが起きた際にツイートが回ってきていたので「今回観るものが4DXでよかったかも」なんて思いながら荷物を預けて劇場へ。
以下は4DX及び本編のネタバレになってくるのでかになる方は先に劇場に向かって欲しい。
ちなみに踊る大捜査線とか好きな人は好きだと思う作品なのでお勧めを先にしておこうと思う。
ネタバレ、いいね?
まず4DXは人生二度目なのだが、デッドプールが「撃たれまくり」だったのに対して今回のパトレイバーは「濡れまくり」だった。
元々今作は、不可解なレイバー(ロボ)の暴走事故が続いてその謎が解けた時に明後日来る台風で引き金となり関東のレイバーが暴走する可能性が出てきてそれを止めるために主人公達が奮闘する!というような大まかな流れとなっている。
最終決戦は台風の中の埋め立てられた人工島、通称「方舟」。そこに行くまでにめっちゃ濡れる。その後も濡れる!なんなら序盤も濡れる!
とにかく濡れる!!!
今日の外の天気は小雨だったのだが、正直それとほぼ変わらないくらいの水だった。
個人的には「台風のシーンはどうなるのかな」と期待をして行っていたので本当嬉しい限りだった。
ちなみに風も凄く吹いていた。機械が唸り出すほどには凄い。本当、少し風が強い雨の日に斜めに雨が降ってきて濡れちゃったくらいの湿り気はあった。
レイバーに乗っている隊員の目線になると椅子が振動してまるで自分も操縦席にいるかのような感覚になる。あれは本当に少年心を擽る者があった。レイバーが走ったらするたびにどすんどすん揺れるのも最高だし、とても興奮した。
そして撃たれたりもする。デッドプールを鑑賞時は撃たれすぎて髪の毛がぼさぼさになった記憶があったので髪をしっかり結んできてよかったなんて思いながら鑑賞していた。
結構カメラワークが左右に動くと椅子も動いたりと細かく動いていたのだけど、そこまで揺らさんでも……と思ったのは
野明がトマトを遊馬にトマトをあげるシーンでトマトが落ちた時にトマトが落ちた衝撃が椅子に来たところ
いや細かすぎだろwwwとか思ったけど個人的にはそこも最高だった。
4DX以外でとても好きだったのは
帆場が過去に住んでいた家を巡るシーンの廃墟の背景
上記にもあるようにこの作品は89年のもので舞台は99年と10年後の世界を描いている。そしてレイバーというハイテクな技術により革新的な発展を遂げている東京は史実とは違うがゆえの非現実感がある。古いちょっと昭和染みた古い下町の情景の裏では高層ビルが見えたりする。そして都市開発により解体工事が多く進められている。今作のキーパーソンである帆場の住んでいた家はどれも廃墟に似たノスタルジーのあるもので、廃墟が好きとしてはとても興奮した。
背景やコンピュータに若干の古さを感じさせるものの、内容はレイバーに搭載するOSの暴走や実用化されたロボなど今でも近未来と言える内容を取り扱っていて作品自体を古く感じたりはしなかった。近年だとAIが暴走して人に反旗を翻すみたいな内容は「近い未来あり得る話」として使われている。そんな内容を89年、約30年ほど前に取り扱っているというのだから本当に感動する。
今回を機にOVAやTVシリーズにも手を出してみようと思う。それくらいいいものに出会えた。
ありがとうリバイバル上映!
ありがとう型落中子!!
それでは今回はここまで
ではまた皆さまお元気で