感想の箱庭

しろのが見たものの感想を投げる

【ライブ】人生で初めてライブハウスで押し潰された隠キャオタク

突然だが私は今まで有名どころのライブに行ったことがない。

 

ライブハウス自体はにょロボてぃくすという大阪を中心に活動しているアイドルロボットユニットのライブで行ったことがある。

そのライブハウスはご飯食べながら見る場所だったり、ある程度ゆとりがあったりと初心者には優しい会場だった。

私は母親が作った弁当の海苔弁みたいなめっちゃぎっしりな客がいる中でのライブは経験したことがなかった。そもそもそんなに有名なライブは行こうと思いもしなかった。

 

そんな私の考えを変えさせたのはラウド系コミックバンドの

夕闇に誘いし漆黒の天使達(以下夕闇)

だった。

読み方は「ゆうやみにいざないししっこくのえんじぇる」。

彼らは男性4人組のバンドで、

  • ブス担当(ボーカル) 小柳
  • ベース担当      ともやん
  • ドラム担当      にっち
  • ギター担当      Mr.千葉

で構成されている。

ギターの千葉ちゃん以外の3人は高校の同級生で、何度かギターを入れ替えてて現在このような形になっている。

 

ブス担当の小柳さんは髪の毛が長くて普段は後ろにお団子にしているのだが、ライブの時はスポブラに短パンでツインテールをして歌っている。半年前までは太っていたのだが、減量に見事成功。今はシュッとしている。

小柳さんは歌詞を書いたり主旋律を大体決めている。なので歌詞は小柳さんの伝えたいことが沢山書かれている。

小柳さんは綺麗な歌声とデスボイスがとても素敵で、一曲の中でコロコロと切り替えて歌えるのは本当に凄い。

 

ベース担当のともやんは若干垂れ目なクールボーイ。声も低めでとても女性人気も高い。基本的にツッコミポジションで、バッサリと切っていく感じがとてもカッコいい。ベースもとても上手く、「猫サンキュー」という曲のベースソロは本当に痺れるものがある。

 

ドラム担当のにっちは体格がいい優しい方。にこっと笑った時が本当赤ちゃんみたいで可愛い。料理が出来たり、絵が上手かったりと器用。ドラムはPearlとZildjianとエンドースメント契約をする程の実力者。

 

ギター担当の千葉ちゃんは天然な末っ子。彼だけ97年生まれで他メンバーより一つ年下で、愛されキャラ。千葉は本名ではなく出身地で本名は高山。新しいギターをTwitterで募集していたところにDMを送った所謂シンデレラボーイ。ギターはとても上手く、普段の言動とは違いすぎて手元だけの動画を見ると別人に見えるほどのギャップがある。

 

さらっとメンバーの説明を書いたけど、この人たちをよく知るにはこの話もしておきたい。

 

夕闇に誘いし漆黒の天使達はYouTuberとしてほぼ毎日動画を上げているという一面

 

夕闇に誘いし漆黒の天使達 - YouTube

 

実を言うと私は夕闇をYouTubeで知った。しかもライブ映像ではなく普通の動画で。

彼らはどんな動画を上げているかというと

  • 一週間○○だけを食べて生活
  • 大喜利
  • この食べ物の中に何が入っているでしょう

となんともYouTuberらしい動画を上げている。しかも自分達で動画を編集もしている。そんな中に時折MVが上がったり、楽器演奏をしたりする動画を上げている。

動画は見てみると大体

小柳さん 司会進行しつつ突っ込んだりボケたり万能型

ともやん 相槌打ったり突っ込んだりするがたまに天然なツッコミ

にっち 司会進行する日もある基本みんなを支えている常識人

千葉ちゃん 天性の才能を持つYouTuberとして生まれし謎すぎるボケ

ととてもまとまりがある。

 

面白いのでぜひ見てほしい。

 

 

そんな夕闇のライブが今年の年末から年始にかけて行われる。それが

   東名阪ツアー

デカ箱カチコミツアー

 

大阪のBIG CATから始まり、名古屋のダイヤモンドホール、そして東京のTSUTAYA O-EAST という大きいキャパで行われることになった。

私は名古屋は私用で行けないことが確定だったので、大阪か東京のどちらかが当たって欲しく抽選を掛けようと思った。その時に夕闇にハマりたてだったTOに大阪の抽選をお願いして掛けた。結果大阪のみが当選した。

本当TOには頭が上がらない。

 

番号が前の方であると聞いて、近いの嬉しいななんて話していたら「スピーカーが近いと耳やられるから耳栓買ったほうがいい」と言われたので前日に耳栓を買った。

 

そして当日、雨の中心斎橋のハコに行くと若い女の子達がいっぱいいた。バンギャっぽい人もいれば可愛い系の人まで本当幅が広い。ちゃんと男性客も一定数いて本当びっくりした。物販ではタオルとラババンを買って見た目だけ陽の者になった。ちなみにラババンはメンバーカラーの赤(小柳)青(千葉)緑(にっち)黄色(ともやん)があり、私は推しの緑と黄色を買った。

 

外が寒すぎて上着脱げないななんて思いながら待機列に並び静かに待っていると入場が始まった。コインロッカーに荷物を入れて会場に行くと、今回出たミニアルバム「CD番長」のジャケット(森田まさのり先生描き下ろし)が大きく背景に垂れ下がっていてカッコよくてびびった。とりあえず推しであるともやんの近くに立とうと上手側に立って待機しているとあっという間に押し詰状態になった。

ライブ始まる前のアナウンスは千葉ちゃんが行った。千葉ちゃんはぐだぐだなアナウンスをしていてなんだか子供が作文を発表しているのを見ている親の気持ちになった。千葉ちゃんが禁止事項を並べるたびに「はーい!」と返事をしてアナウンスが終わるとみんなで拍手をした。それを見て私は

昔見に行った忍たま乱太郎のミュージカルの乱太郎役の子役の子が似たようなことをやってた時のことを思い出していた。

 

会場が暗くなりいよいよ登場。

4人は長ラン(長い学ラン)を羽織り舞台に立った。それだけで一気に後ろから押されて揉みくちゃになった。そのまま長ランを脱いだ4人は一曲目に入った。

その瞬間に「ともやーん!!」と後ろからともやんの元に向かって人が押してきて私はその場に倒れた。すぐに立ち上がれたので本当に良かったと思う。

本当ともやんが目の前に見えて凄くはっきりと笑ったりするのが見えて感動した。想像以上にボーカルの小柳さんも見えて歌もCD音源に近いクオリティで驚いた。

 

曲が終わると小柳さんのトークになり「気をつけて」「怪我がないように」と注意をしてくれて本当優しさを感じた。

夕闇の曲には客が合いの手を入れる歌詞があったり振りがあったりするのだけど、小柳さんは振りを歌の間で教えてくれたりと本当初めての人にも優しくて好きになった。

 

本当あっという間のライブだった。

喉は枯れたし腰は痛いし汗まみれで外出たら寒いしで現実ふざけんなと思った。

 

今度はツーマンやスリーマンなど関東でやっているやつにも参加したい。そう思うほどにとても楽しかった。

 

本当に楽しい思い出をありがとう。

 

今回のレビューというか感想はここまで。それでは皆さまお元気で。