【映画】ボヘミアン・ラプソディーを今更観た無知オタク
本日6月16日(日)は父の日。我が家では父親にボヘミアン・ラプソディーのDVDをプレゼントした。
父親はQueenもそうなのだが洋楽が好きで、映画館で上映されている時から「観に行きたい」と言っていた。当時、ちょうど地元の映画館の無料券を持っていた私はそれを渡して「今度の休みに観に行けば?」と言った。結果的に両親で2回映画館に行くほど気に入ってくれてた。
なので父の日にいつでも観れるように円盤を買うことにした。父親は「ありがとうございます」と嬉しそうに言ってくれた。その流れで今夜は夕飯を適当につまめるものにしてボヘミアン・ラプソディーを見ることになった。正直気になっていたので今度一人で観ようかと思ってたのでいいやと家族で観ることになった。
感想を簡潔に言うと
大画面で大音量で声出して観たかった!!!!
そんなボヘミアン・ラプソディーの感想を書いていこうと思う。
ここからはネタバレを含んで話していくので、観ていない人は「ちょっとフレディの家族になってくる」と呟いてからレンタルなりで観るんだ。いいね?
まずはじめに、私はQueenのことはあんまり知らない。曲を少し知っているくらいだ。
なのでフレディが前歯が出てることを知らなかった。というかほかのメンバーが高学歴なのも知らなかった。というかフレディが本名ではないことも知らなかった。
知らないことまみれすぎひん????????
でも最後まで楽しめたのだからそこは関係ない。
最初は凄く順調に進んでいき、Queenが売れていき愛する女性も出来る。このまま私の知るQueenになるのかと思ったら大間違いだった。世の中そんなに甘くない。
フレディに忍び寄る黒い影、地位とお金があっても埋められない虚無、そして自分の本当のセクシュアリティ………色んなものがフレディを襲う。
一人の男により自分の性的嗜好がバイなのではと思うフレディ。だけど彼女はフレディがゲイだと気付き二人の距離が離れていく。フレディは寂しさを紛らわすために金を使ってパーティなどを開くが終わると虚無になる。
寂しさを埋めるのは本当の友達だけ
劇中でそう言ってくれる男性に言われて、彼と一夜を過ごそうとするも断られる。彼のことを思い出して電話帳で調べているシーンは本当に藁をも掴む思いなのだとじわじわ伝わってきて泣きそうになった。フレディの傲りもあり家族と比喩するメンバーも離れていく。そんな彼に寄るのは危ない人間。誰も彼を引き止めれない。
孤立していく彼を止めるのは愛した彼女。発展場と化してた彼の家まで来てフレディに言葉をかける。彼女は幸せを掴み妊娠までしている。彼女だって人間で、フレディだけの女神ではない。自分のことを改めて見直して、元凶の男(Queen他メンバーにはめっちゃ嫌われてた奴)との縁を切ることを決意する雨のシーンは涙が出た。男は「縁を切るなら色々写真あるからばら撒くぞ」なんて最低の極みなことを言ったときは本当ぶん殴りたくなった。
そしてここにして分かるフレディのエイズ発症。本当はここでは分かってなかった説あるらしいけど、私は別に気にしない。ドキュメントではないしね。
エイズのことはメンバーのみに言って他言無用。チャリティライブのためにQueenは練習する。
チャリティライブ前にはフレディが本当に見つけた最期まで一緒にいたい相手(誘って断られた男性)を見つけ、家族に「友達」と紹介して、父親の言葉通りのことをするためライブに向かう。父親との溝は埋まり、家族はテレビ中継されるライブを見ることになる。
愛した女性も旦那と共にライブに来てくれたのでフレディは「友達」を紹介して、フレディは愛してくれた人々に見守られながら20分のライブをする。
クズ男のせいで評判が変わっての久し振りのライブ。それをぶち破るようにライブを全力でする。ここは本当涙が止まらなかった。
本当中盤から涙が出て、終盤はずっと泣くくらいにはいい話だった。
総合評価
100点満点中98点
良かった点は
- 脚色されているにしろサクセスストーリーが面白かった
- ギターソロがかっこよすぎる
- どんなに有名な人も所詮は人であり、降りかかるものは色々あると分かった
2点マイナスなところは以下の通り
- 劇場で観たかった
- 応援上映した過ぎる
総評は
誰しもが見えない何かに潰される。それを救うのは愛と心を休めることの出来る友と信頼できる仲間だと改めて気付かされる作品。
これから私はQueenを聴きまくるだろう。そしてまたこの映画を観て泣く。何度観ても心に刺さるものがあると思う作品に出会えてよかった。
また新しい映画や作品を見たら感想を書くだろう。その日まで皆様お元気で。